─────ゴトンッ!
「─────………」
落下したケータイに桜がヒラヒラと舞い落ちた。
ちょっと………待て………?
──“別れましたから。”
今確かにそう言ったのか──…?
別れた?
別れただって?
あの二人が?
━━━━━━嘘だ。
冗談やめろ。
そんな戯言言って、俺が喜ぶとでも?
喜ぶワケないだろ。
瞬時に頭に浮かんだのは、泣いている彩。
「───……バカな……」
君は今、どうしてる?
どんな思いでそこにいる?
どうやってあいつを見送ろうとしているんだ───……
彩──────…!
━━━━━━ガチャ!
━━━━━バンッ!!!!!
「………純!?!?」
「どうしたの?いきなりどこ行くの……っ!?!?」
「─────高校。」
「………へ…………」
「────………っ
………彩が…………
泣いてる────……っ」
………きっと
きっと張り裂けそうな思いを巡らせながら、そこで立っているに違いない。
泣きたい時に
泣くのをこらえながら笑う
そんな君のことだから。



