───……っていうか……
俺は別にいいとして──……
「………チカは………?」
「─────………」
俺がそう言うと、二人は互いに顔を見合わせた。
───……ドクン……。
その何気ない仕草、表情、態度に胸が一気にザワついていく。
「───…なぁ……
チカは……?
───…子供……は……?」
「………………」
「───……なぁ……?
何で黙ってんの……?」
────ドクン、ドクン………。
二人は顔を見合わせ頷き、答えにくそうに壱から口を開いた。
「───…あの…ね、純………。
チカちゃんは無事だよ…」
──…“チカちゃんは”?
「……何……その言い方……」
だって
だってそれじゃまるで──……
「……子供についてはさ……
チカちゃん本人から聞いた方がいいと思う。
純、目ー覚めてさっそくだけど歩けそうか?」
「……あ……あぁ……
………うん……」
──…とは言ったものの……
さすがに地に足が付くような状態ではなく、俺は吾郎と壱に支えられながら歩き出した。



