Dearest 1st 〜Dream〜











──────……







「────…ゲホッ……





ゲホゲホ……………ッ!」






確実に死んだと思った瞬間、





見えるはずのない視界が広がった。







「───……純……っ」






「……チ……カ………?」








見えるはずのない俺達が





生きていた









「……よか……った……




…………ッ…………





………チカ……ッ………





チカ────……!」







「……純………ッ……




あたし………」






チカを庇った身体は、全身傷だらけの血まみれだった。






───それでも………







「……良かった……




ほんまに良かった……」





「───…純……ッ」







「死んだ方がいいなんて…




そんな寂しい事言うな………





お前は一人じゃない……。





お腹の子供がお前を必要としてるやろ……?」






「……それは──…」






「……一緒に……





生きよう────…





生きれば答えって案外………




見つかるもんやから……さ……────ゲホッ!ゲホゲホ……!」






「────純!」






「ごめんな……

今までチカの気持ち踏みにじって……




俺も………



やっと分かったからさ………





そういう……





人を真剣に好きになる気持ち………」






「……………ッ……」






「寂し……かったんやろ……?




チカは一人じゃないからさ……




もしこれから寂しくなったら……




いくらでも俺に当たっていいから──……




その覚悟は出来たから………さ………





だから───……





周りを傷付けて自分の存在意義を確かめるのは……





もう………





やめよう───…」






「……じゅっ……ん…」





「───…ゲホ…!ゲホゲホ────…~~~~ッ………」








信じて





見捨てたりしない





一人じゃないのも嘘じゃないよ





だから





生きていこう






一緒に────……