「………チ……カ……?」
俺を筆頭に、吾郎、マリア、壱の動きが止まる。
「もう嫌………!
もうたくさんよ!!!!
どうしていつもこんな思いしなきゃいけないの……!?
どうしていつもあたしだけ──……っ!
報われないのはもう沢山よ!!!!!」
────…カンカンカン………
そのとき、タイミング悪く踏み切りの音が鳴り始めた。
「───チカ……
頼むからこっちで話しよう……
…………な………?」
─────……カンカンカン…
「嫌よもう嫌!!!!!!
人を傷つけてばっかりのあたしなんかが生きててもしょうがない!!!!
……あたしなんか………
あたしなんか、このまま死んじゃえばいいのよ!」
━━━━━カンカンカン…!
「─────チカ!」
迫る電車、
警告し続ける遮断機、
その中に立つチカ──…
「────~~~~…っ!!!!!!!」
━━━━━━カンカンカン!
「──────純…っ!?」
「純…!!待って…!
お願いやめて………!」
「━━━純!!!!!
やめろぉ────…っ!」
━━━━ゴオォォォッ!!!!
張り裂けるような轟音、
耳が引きちぎれそうな叫び声を聞いた時
“さよなら”
そう呟いて
最後の力を振り絞り、
遮断機をくぐり抜けた。



