「───こっちだよ!!!!」
しばらく走り、壱が指差した場所──……。
そこには、確かに線路と踏み切りがあった。
そして─────…
「━━━━━チカ!!!」
「………純……?」
そこには紛れもないチカの姿が────…。
チカはボーっと踏み切りの外に立ち尽くし、幻かのように振り返った。
………いつかの、あの雨の日のように。
「………チカ………
無事で良かった……」
ホッと息をし、チカにゆっくり近づくが
「━━━来ないで!!!!」
チカは大声で叫び、遮断機をくぐり抜けた。
「───チカ?!?!」
「──チカちゃん!!!!」
「……来ないで……
来ないでよ──…
どうせみんなあたしが邪魔なんでしょ……」
「何………」
「みんなあたしのこと消えてほしいって思ってるのよ!!!!」



