「……ん……そうみたい……」
早希の絶叫に目をしばしばさせながら答えると、
「……っきゃー!!!!!
マジでマジで!?!?
だから結婚決めたんだ!?
すごいね!!!!
さすがだ朝岡くん!」
早希は更に興奮のボルテージが上がった様子だ。
「そうなんだー!!!!!
いやビックリしたぁー!
朝岡くんの子供ならきっとカッコイイだろうね!!
……あ、でも女の子だったらチカに似てワガママだったりして……。
……なーんてね♪
まぁとにかくおめでとう!!」
─────バシバシ!
「痛い!痛いって早希!!──…ゲホゲホッ…!!」
ぶっ倒れそうになるくらい背中に強烈な一押しを早希から喰らい、俺は咳込む。
「ごめんごめん!!
つい力が入っちゃった♪
だってあの朝岡くんがついにパパになるんだもん♪」
「……………」
────“パパ”……。
「式とかは生まれた後にあげるの?」
「……いや、まだ何も決めてなくて……」
「そっか♪まぁ何より元気な子供産まれるのが先だもんね♪
無理するんじゃないぞー♪
じゃあね、パパ♪」
───…早希はそう言って手を振り、俺達と別れた。
“父親”としての自覚を俺に残して─────…。



