「────……くそっ、もうここまで来たらしょうがない!
───純!!
いつものメドレーだ!!いいな!?
───マリア!壱!弾け!!」
吾郎が的確な判断と指示を出し、
「──分かったわ!」
「うん、OKだよ!!!!」
マリアと壱は焦りながらも指示に頷き、
吾郎も素早くベースを構え───……
─────♪♪♪…!
“歌ってくれ”とばかりに仲間が奏でるメロディーが鳴り響く。
そして“信じている”とばかりに三人が俺を見つめる。
────でも
でも
でも─────……
「─────────」
歌詞が
「────純っ…………!?」
声が
「─────純っ……!」
出ない



