Dearest 1st 〜Dream〜





俺の罵声で壱はビクリと体を強ばらせ、怯えた瞳で俺を見つめた。






「────…ケホッ…!



ゲホゲホ────……!」









見るな





視るな





観るな────……!








────耐えられない。





苦しい苦しい苦しい






どうしたら出口を見つけられると言うのだろう。





どこが出口だと言うのだろう。






何を出口と呼ぶのだろう。







「───……じゅ……




ごめ……オレ………」






壱は、まるで見てはいけないモノを見るかのように俺から視線を逸らし






────…パタン……。






酷く傷付いた瞳で部屋から出て行った。






「…………~~~ッゲホゲホッ────……」






────最悪──……。






失っていくものは、どうしてこんなに沢山あるのだろうか。







彩も仲間も全て───…






「……大事にしたいものほど………




案外、簡単に失くなるのかもな────……」








────…くしゃっ…。






残された部屋に一人、

俺は完全に感情が麻痺していたのだろう。







「…………ふっ……」







泣くべきはずが笑っていた。








一人、絶望を抱えて。