「……そうかな……」
俺はマリアの視線から逃がれ、楽譜へと目を向けた。
「───…ねぇ、純。」
「……ん~……?」
「………さっきの、ウソ。
ライブなんか別にダメになってもいいからさ……。
……それより、体大事にして。」
───…………
「─────無理。」
────バサッ!!
────バンっ!!
山積みになった楽譜を机に叩きつけると、マリアは一瞬ひるんで俺を見つめた。
「───…どうしてっ…!」
「俺の体の心配するくらいならドラムの練習せぇよ。」
「あたしは純の体を心配して……っ」
「そんなムダな心配いらん。」
「───…純!!!!」
「………マリア。」
ハァと溜め息を付き、今度は俺がじっとマリアを見つめる。
「学園祭ライブは年に一回。この機会を無駄にするような事言うな。」
「…………」
「分かったらさっさと……───ゲホッ!!」
「……純!!!!」
背中をさすろうとするマリアの手を
─────パンッ!
俺は
振り払った。
もう、
本気で誰も関わって欲しくなくて。



