「───……ケホッ!!
────ケホケホッ………!!
ゲホッ────……!」
乱れる呼吸を少しでも整えようとするが、
「………ハァッ……
────ハァッ……
ハッ……─────ッ」
全くもって呼吸のリズムは安定しない。
「………本当に……
あなたはどこまで真っ直ぐなのかしら……」
「………チ……カ……」
「───まぁいいわ。
その様子じゃ、
きっと“さっきのこと”も覚えてないでしょうね……」
「……………?」
“さっきのこと”
「あなたに、いつか身を持って教えてあげるわ。
その真っ直ぐさが、いつか仇になって返ってくるって事をね────……」
訳が分からず眉をひそめる俺にチカは嘲笑い、サッと俺の部屋を後にした。
「────………?」
そして俺は
気づけなかった
もう既に
チカの手中で操られているということを───……



