Dearest 1st 〜Dream〜






「───……ケホッ!!




────ケホケホッ………!!




ゲホッ────……!」






乱れる呼吸を少しでも整えようとするが、






「………ハァッ……




────ハァッ……




ハッ……─────ッ」






全くもって呼吸のリズムは安定しない。







「………本当に……




あなたはどこまで真っ直ぐなのかしら……」







「………チ……カ……」






「───まぁいいわ。





その様子じゃ、





きっと“さっきのこと”も覚えてないでしょうね……」






「……………?」








“さっきのこと”








「あなたに、いつか身を持って教えてあげるわ。





その真っ直ぐさが、いつか仇になって返ってくるって事をね────……」








訳が分からず眉をひそめる俺にチカは嘲笑い、サッと俺の部屋を後にした。






「────………?」









そして俺は





気づけなかった






もう既に






チカの手中で操られているということを───……