練習が始まってからも、意識はしていないのについつい彩に目がいく。
「頑張ります♪」
そう言って、ぶかぶかなジャージ姿で髪をアップスタイルにチェンジした彩。
「あたし体硬いなぁ…」
なんて愚痴をこぼしながら、ちっちゃな体で基礎トレーニングに励む彩。
「…しんどそうやな、大丈夫?」
「うんっ!
だいじょぶだいじょぶ★」
疲れた顔を見せずにニコッと笑いかけてくれる彩……。
───本当に、言葉では言い表せないくらい沢山彩を見ていた。
無意識に気になって気になって。
無性に……
近付きたくて仕方なかった──…。



