Dearest 1st 〜Dream〜





「──…そんな感じですかね。」





ぶんはそう言って、同じく俺の横に腰を下ろした。







「……じゃあ逆に聞くけど。




お前の夢は?一体何?」






俺はそう聞いて、ぶんをじっと見つめた。





ぶんは迷いなく顔をあげ、







「───俺の夢はずっと前から決まってます。





小さな頃から、ずっと追い続けた夢があるんです。




誰にも譲れない、諦められない夢が──…」







「…………」







「───絶対に、その夢は叶えるものだと信じていました。




たとえどんな障害が現れたとしても、突き進むと。





──……だけど……」







そこまで言うと、ぶんは複雑な表情で海を見つめた。






そして───…







「───…だけど、






今は違うんです。






……今は……






彩も……






───絶対に譲れません……」