「彩ーっ!早く投げてよー!」
「あ!うんっ!
待って~~~!」
遠くの方からキョーコの声が聞こえ、急かされた彩は
「───いっくよーっ!!
……って、きゃっ……!?」
────グラッ!
「───危なっ……!」
サーブを打とうとした彩が体勢を崩しよろけた瞬間、
─────ガシッ!
とっさに、彩を背後から抱え込むように掴んで引き寄せた。
─────………
「……ったく危なっかしいなぁ、彩は。」
「きゃー!!ごめんね!?
朝岡さんありが………」
────ふにゅっ。
「─────……?」
瞬間、俺は何か柔らかい感触を確かに感じた。
「────………ッ!?」
そして声にならない叫びを上げてしまった。
だって、
俺の腕が
バッチリ彩の胸に当たっていたのだから。



