拒否されなかったことが
無視されなかったことが
何より、嬉しくて……。
笑顔が零れ、すぐさまメールを打ち返した。
【送信メール】
'**/04/12 13:44
To:彩
─────────
マジで?
むっちゃ嬉しいんやけど。
ほんなら今日の夕方いける?
俺大学終わったらそのまま車で迎えに行くわ。
飯一緒にどない?
-END-
'**/04/12 13:50
From:彩
─────────
今日だね★
大丈夫だよ♪
じゃあ家で待ってるね!!
-END-
「……よっしゃ♪」
ガッツポーズをしながら、
俺はパラパラと雑誌を開き始める。
「……どこがえぇかな…?」
せっかく初めて二人で出掛けれるんやから、彩が好きそうな店がえぇよなぁ……。
彩って何が好きなんやろう?
何が食べられへんのかな?
……もっと彩の食いもんの好みとか聞いときゃよかった。
………と、その時。
「───…んっ…?」
あるページで、俺はピタリと動きを止めた。
───…アンティーク雑貨が並ぶ、可愛い感じの店内の写真。
カーテンや、グラス、飾ってある小物も可愛い。
「……イタリアン、か…。」
何か見る感じ、彩が好きそう……。
場所的にもそんな遠くないし。
──────よし。
「……もしもし?
あの、今日の夕方に二人で予約をお願いしたいんですが──……」
……俺はすぐさまその店に予約を入れ、急いで大学に戻って午後の講義を終わらせた。



