送信したメールをもう一度読み返して、ふいに笑ってしまった。
「……元気じゃないくせに元気とか打つんちゃうかったな……」
──…返事は返って来ないだろう。
もう関わりたくもないだろうし。
「───…さっ…
大学戻るかな……。」
俺は腕時計の時刻を確認して起き上がり、車を停めてある場所へと歩き出した。
……あの件から食欲が湧かない俺は、毎日昼休みに単独行動をしていた。
吾郎、壱、マリアと一緒にいると食欲がないのがすぐにバレるし、
──…それに
一番嫌だったのは、
食欲がない事をチカに繋げられ、問いただされるのが嫌だったから。
だから俺は昼休みになると大学を抜け出して、午後の講義までこうやって時間を潰すのが日課になっていた。
────パタン。
車に戻り、エンジンを入れようとした瞬間……。
────ヴーヴー……。
「─────…え?」
ポケットから聞こえる振動音。
ま……さか…………
【受信メール】
'**/04/12 13:38
From:彩
─────────
久しぶりー★
彩も元気だよ(^^)♪
うん、会えるよ✨
彩はいつでも大丈夫だよ♪
-END-
「──────…っ」
奇跡が、起こった。



