Dearest 1st 〜Dream〜






俺が好きだって事はバレてはいないみたいだが─…。




だけど、チカが彩に相談した事は確かだ。






「…………」





『どうしてなの…?

朝岡さん、そんな人じゃないでしょ…?』





「………」





『……チカさんは朝岡さんの事好きなんだよ…?』






──…だからなんだよ。





だからこそもうそばにいちゃいけないんだ。





もう、昔みたいないい加減な自分に戻るのは嫌なんだ。







「………もう……

無理…やねん…」





『どうして──…っ』





「チカの傍に、もうこれ以上おられへん…



一緒におったら、

これから先もっとチカを傷付ける事になる……」





“君のことが好きだから”。





……まだ言えない俺を、

伝えられない思いを、





──どうか許して。






『……………』





彩は俺に掛ける言葉が見つからないようで、






『チカさんと…

ちゃんと話してね…?』





今にも泣きそうな声で、そう言ってくれた。





「……ん…

わざわざありがとうな…



ごめんな──…」






─────プツッ。






耐えきれなくて、俺は自ら終話ボタンを押した。





「ちゃんと話して…か…」





これ以上どう話して、

どう納得してもらおうと言うのだろう?





「難し……」





そう軽く呟いた後、





───パタン……






「……純……」






再びドアを開け、俯き加減のチカが帰って来た。