──………
「おっつかれ様でしたぁ♪
いい叫びっぷりでしたねっ♪♪」
出口ではナナちゃんが満足そうに笑って出迎えてくれて。
チカは恥ずかしそうに顔を赤くし、俯いたまま何も言わなかった。
「いやほんまに怖かった!これすごいなぁ!」
「一応美術専門クラスなので色々仕掛けには凝ってあるんですよ♪
でも怖がってもらえたなら良かったです♪
みんなで頑張って作った甲斐ありました♪」
「──……」
──…彩も……
このお化け屋敷をみんなで作り上げていたんだな、と思えば。
見てはいないのに、毎日残って一生懸命制作した彩の姿が頭に浮かび上がり──…
それなら、怖くても入った価値はあったな、
なんて。
そう無理矢理こじつける自分にも何だか呆れた。
「──で、本題はここから♪
朝岡さん、途中で彼女さんの手を離してしまったので罰ゲームです♪」
「………え?」
ニヤッと微笑むナナちゃんに背筋に悪寒が走る。
ちょっと待て……
なんかこれは嫌な予感が……
「──罰ゲームは♪
守れなかった罰で、彼女さんにキスすることでーす♪♪♪」
「─────!?」



