そのまま俺達はチカの一人暮らし先へと足を運んだ。 荷物とある程度の生活品を取りに来て、俺はついでに転居手続きの処理も一緒にした。 そんなに荷物も家具もなく、荒らされた室内─…。 チカがここで起こった事を思い返しているのか、 若干体が小刻みに震えていた。 「──…大丈夫。 今は一人じゃないやろ? 俺がいるんやから、安心しぃや。」 「──…純…」 小さな荷物を抱え、弱り果てたチカの背中に手を回し─… ───…パタン…… 一日かけて空っぽにした部屋を後にした。