「でも気になる事があって、どうしても朝岡さんに聞いておきたかったんです。」
「何や?」
なるべく平常心を装い、俺は真っ直ぐぶんを見つめた。
ぶんもまた、何かを確信しているように俺から視線を逸らさない。
「──…朝岡さんって彩の事好きですよね?」
───ドキッ………
「───……」
また頭に予言が霞んだ。
“自分がとる行動によって
その先の未来が大きく違ってくる。
落ち着いて考えて行動すること。”
ぶんに突きつけられた返事をどう返すかによって、未来は大きく変わる。
落ち着け──…
どうする事が、最善の道だ?
どうしたら…………
………………
──…数秒間沈黙を貫き通し、俺の頭にある答えが導き出された。
そして───…
「早く答えて下さい。
朝岡さん。」
そう答えを急かすぶんを見て俺は、
「───ははっ……」
バカにしたように嘲笑い、表情を一瞬にして一変させた。



