「あーあ、派手に散らかしたまま行ってもうたなぁ……」
さっきまで彩がいた机の上を見て、呆れたように笑う。
俺はおもむろにさっきの雑誌を手に取った。
──『今月の運勢バッチリだって♪』───
「…………」
嬉しそうに笑う彩を思い出し、俺もつられて星占いのページをめくった。
───…パラパラ…
「えー…っと…」
山羊座…
山羊座っと…
「お♪あったあった。」
……占いなんて信じない主義なのに、俺は本当に単細胞だと思う。
彩が信じるなら俺も信じたいだなんて。
バカもほどほどにしたらいいのにな。
……なんて呆れ笑いをしながら、俺は山羊座の運勢を読み出した。
──★山羊座★──
*恋愛運*
自分がとる行動によって
その先の未来が大きく違ってくる。
落ち着いて考えて行動すること。
最強の敵が現れる予感。
───────────
「…………」
───…最強の敵?
それって………
「───朝岡さん」
───ドキッ!!
……振り向けば、
全く笑っていない笑顔を向けたぶんが立っていた。



