Dearest 1st 〜Dream〜






やっぱり考え過ぎかもな……





そう思うようにして、部員達が集まるのを待っていると──…。





「きゃー!!♪

今月の運勢バッチリだって!♪」





そんな彩の声が室内に明るく響く。





彩がいる方向を見れば、キョーコ達と輪になってキャッキャッと何やら盛り上がっている様子だ。






「何やってるん?」





「あっ朝岡さん見てみて♪」




「?」




彩が差し出した雑誌を見て、俺は首を傾げた。





「んっとねー…

あっ!!ほらここ♪」





さらに彩はページをめくり、トントンと指を差して笑った。





そこには、







───★星占い★───






とかかれたページが。






「……占い?」





「うん!!今月の彩は絶好調なんだって♪」





彩はニッコリと“魚座”を示し笑いかけた。






……魚座……






「彩、誕生日いつなん?」





「んっ?

彩は2月21日だよー♪」





「へー…

2月21日かぁ…」





「ちょっと覚えにくいでしょ?

朝岡さんはいつなの?」





「俺?

俺は1月1日やで♪」





「えっ?!?!

朝岡さん元旦生まれなんだ!?



すごいすごいっっ!

超めでたいじゃん!」






何故かはしゃぐ彩が可愛いくて、俺はまた無意識に笑ってしまう。





「やー…

めでたいけど、正月やし昔はケーキ屋開いてなかったから誕生日ケーキなしでショボかったでー?」





「あー…

冬休みだから学校もないし寂しいよねぇ…」





「そうそう。

その点彩はそんなん心配なしでいいやん♪」





「えー!!

彩だって1週間前がバレンタインだから、ホワイトデーと誕生日一緒にされたりするよー?」





「あぁなるほど…

何やお互い様やなぁ♪」





ぷくっと頬を膨らました彩の頭を撫でながら、俺は彩の誕生日をそっと記憶に入れた。





──絶対、忘れないように。