車を走らせ、すぐに地元へと辿り着いた俺は、息つく暇もなく部室へと足を滑らせた。
「あっ!!!!
朝岡さん早ーい!!!!」
出迎えてくれたのは彩。
彩を見ると瞬時に目尻が垂れて笑ってしまった。
「当たり前やろ~♪」
一秒でも早く会いたかったから。
──…君のその笑顔に。
「……朝岡さん、わざわざありがとうございます。」
振り向けば、ぶんが背後に立っていた。
「あぁ、全然えぇで」
そう言うと、ぶんは口の端に少しだけ微笑を含ませ──…
───スッ……
俺の横を無言で通り過ぎて行った。
「───……?」
あれ───……?
おかしいな……
ぶんってあんなに素っ気ないやつやったっけ…?
今……
確かにぶんの態度が心なしか冷たかったような……
──…気のせいか……?



