「……彩、ごめんな…。」
「何で朝岡さんが謝るの?」
俺が謝ると、彩は弾かれたように顔を上げた。
「いや、彩の事考えずに軽率な事言って悪かった。」
「…そんな事…」
頭ごなしに反対して傷つけた。
簡単に強い思いを踏みにじった。
──もう、しない。
……絶対に。
「──…俺、
何があっても彩の味方やから。」
……そう、決めた。
それがどんなに辛い立場で報われなくたって。
選んだのは俺自身。
だから忘れないで。
すぐ後ろを振り向けば、
味方がいること。
俺がいることを。
「朝岡さん、いつも謝ってばっかり…。」
「いやほんまに悪いと思ってるからやで?
じゃないと謝れへんよ。」
そう濁して、彩の頭に軽く触れた。
「わざわざありがとう。」
俺は話す事なんか出来ずに、笑ったまま頷いた。



