プロローグ -1st Dream- たとえば俺が どうしようもなく彷徨っていたとして たとえば俺が 途方もなく立ち尽くしていたとして たとえば俺が どうにも身動きが出来なくなったとして たとえば、 たとえば───… そう、 ありとあらゆる絶望を 仮定したとして そこから救い出してくれる救世主は どこを探しても、 何も考えなくても 俺には、 唯一無二、ただ一人。 君しか、 いないんだ。