〇前回のラストの回想→美恋(みこ)のモノローグへ


 今まで知っているようで知らなかった部分が、付き合ううちに見えてきた。
 そのどれもが新鮮(しんせん)で、可愛くて、たまらなく愛おしくて――。


 香云のことならどんな些細なことでも知りたくなってしまった。

 そう思う気持ちは日に日に強くなっている。


 幸せな悩みって、こういうことをいうのだろう。


 そして今一番知りたいこと。それは――。



 (美恋のモノローグ終了)