君との恋は面倒すぎる

───Side 日和


 蒼空くんと険悪な雰囲気になった翌日、自分はどんよりとした気持ちのままだって言うのに、空は腹立たしい程に雲一つ無い程の晴天だった。

 あれから昨日も連絡はしたけど蒼空くんからの返事は来ないまま、朝を迎えてしまった。

 話す事が出来るか、そんな緊張を抱えたまま、学校に到着し教室に向かう。

 ドアを開けクラスメイトと挨拶をしながら中を覗き込むと蒼空くんは既にいた。

 いざ姿を見ると話したいって思ってたはずなのに怖くて話しかけに行く勇気がなくなる。


(連絡も来なかったし、怒ってるんだよね)


 今日からテストだから他の事に気を取られている暇なんて無いのに、このまま振られちゃったりとか思ったら不安で仕方がない。

 蒼空くんとは目が合う事も無く、席について視線を少し落としている。

 蒼空くんの姿から目を逸らして、目の前のテストにまずは集中する事にした。