君との恋は面倒すぎる

「本当に行かないの、紗月」

「いいの、家からでも見えなくはないしね」


そう言いながら笑って、足音が聞こえた方に目を向ける。

玄関先から来たのは、客人の対応に向かった紗月のお母さんと、薫くんだった。


「紗月ー、花火大会行こ…って、日和ちゃん?」


私の姿を見て驚いている薫くん。

紗月はゲッとした顔をしている。


「薫くん!久しぶり!」

「え、あ、うん。久しぶり。」


紗月を花火大会誘いに来たんだ。

やっぱ薫くん紗月のこと好きなのでは…?

思わずニヤニヤしてしまう。