───Side 日和
夏休み明けから数日経過したある日。
体育館で隣の男子の授業を見て拝んでいた。
理由は今日の男子の体育の授業がバスケの試合だったから。
まさかまた蒼空くんのバスケ姿が拝めるなんて!一目惚れするきっかけになったものをまた見られるなんて、そんな贅沢な事ない。
紗月が苦笑いしながら拝んでいる私を見て呆れている。
「日和、拝まないの」
紗月に注意されても目なんか一秒も離せない。
意地でも見ちゃうよね、こんなの。
蒼空くんを見てるとコートに向かって歩く蒼空くんとふと目が合う。
そんなことがうれしくてぶんぶんと一目も気にせず大きく手を振ると、蒼空くんは目線を逸らしながら手の甲で照れ臭そうに口元を隠す。
何あの表情と仕草…、好き…!
それから少し赤くなった顔でもう一度ゆっくりこっちを見て『み・て・て』と形のいい唇を動かして言ってくる。
そんなん、見てるに決まってる…。
蒼空くんに何度も首を縦に振るともうこちらを見ていなかった。
試合が始まると、現役のバスケ部も中には居たけれど、その中でも蒼空くんは劣る事無く動き回っていた。
ドリブルしながら相手にボールを奪われない様に動いて、時々パスして、そしてゴールを決める。
たった5分間の試合なのに蒼空くんから目を離せなくて、その時間の間違いなくコートの主役は蒼空くんだった。
「柊くんって、格好良いよね。」
「ね、勉強も出来て運動も出来るんだ」
周りの女子達もそんな噂をしている。
そんなの私は中学の時から知ってるし…。
嫉妬心から心の内で小さなマウントを取ってしまう。
夏休み明けから数日経過したある日。
体育館で隣の男子の授業を見て拝んでいた。
理由は今日の男子の体育の授業がバスケの試合だったから。
まさかまた蒼空くんのバスケ姿が拝めるなんて!一目惚れするきっかけになったものをまた見られるなんて、そんな贅沢な事ない。
紗月が苦笑いしながら拝んでいる私を見て呆れている。
「日和、拝まないの」
紗月に注意されても目なんか一秒も離せない。
意地でも見ちゃうよね、こんなの。
蒼空くんを見てるとコートに向かって歩く蒼空くんとふと目が合う。
そんなことがうれしくてぶんぶんと一目も気にせず大きく手を振ると、蒼空くんは目線を逸らしながら手の甲で照れ臭そうに口元を隠す。
何あの表情と仕草…、好き…!
それから少し赤くなった顔でもう一度ゆっくりこっちを見て『み・て・て』と形のいい唇を動かして言ってくる。
そんなん、見てるに決まってる…。
蒼空くんに何度も首を縦に振るともうこちらを見ていなかった。
試合が始まると、現役のバスケ部も中には居たけれど、その中でも蒼空くんは劣る事無く動き回っていた。
ドリブルしながら相手にボールを奪われない様に動いて、時々パスして、そしてゴールを決める。
たった5分間の試合なのに蒼空くんから目を離せなくて、その時間の間違いなくコートの主役は蒼空くんだった。
「柊くんって、格好良いよね。」
「ね、勉強も出来て運動も出来るんだ」
周りの女子達もそんな噂をしている。
そんなの私は中学の時から知ってるし…。
嫉妬心から心の内で小さなマウントを取ってしまう。

