君との恋は面倒すぎる

学祭が終わって後片付けをしていた。

夏の大イベント終わっちゃって寂しいけど楽しかったな。

蒼空くんと一緒に回れて、相変わらず表情はポーカーフェイスだけどずっと手繋いでくれてたし。

思い出すだけで顔が熱くなる。

今日一緒に帰れるかな。

ゴミ箱を持ちながらゴミ捨て場に向かっている。


「日和ちゃん!」


後ろから声を掛けられて振り向くと、薫くんがいた。


「俺も押し付けられちゃった。一緒に行こ」


段ボールを持って隣に並んでくる薫くんに頷く。


「良かったね、蒼空と回れて」

「薫くんと紗月のおかげだよ。ありがとう」

「頑張ったのは日和ちゃんじゃん、頑張ったね」


笑いかけてくれる薫くんに少し照れくさくなる。

蒼空くんも歩み寄ってくれたし、すごく良い日だった。