君との恋は面倒すぎる

「ちゃんと聞いてたんだけど、でもこれ以上に嬉しいって感情どう伝えていいかわかんない。ずっと考えてるの私だけだったらって思ってた」


そう伝えると押し返そうとしてた力が緩まる。

そして徐々に背中に腕が回って、優しくポンポンと背中を撫でてくれる。


「…ごめん、いつも言わせてばっかで。」


謝ってくれる蒼空くんに首を横に振る。

考えてるって教えてくれるだけでこんなに嬉しいのに、謝られる必要なんて無い。

やっぱりどこまでも優しい。

不器用で時々わからなくなるけど、でもちゃんと想ってくれてた。

少し体を離して、至近距離で目線が交わると急に恥ずかしくなってくる。

このままキスまでされる…?

見つめ合ったままどちらも逸らさない。

ドキドキと緊張していると、デコピンされた。


「いたっ」


何でこの雰囲気でデコピン…。