君との恋は面倒すぎる

「薫に無防備に頭撫でられるの何で?俺だけじゃないの、触れていいの」


いつもより少し低い声で不機嫌な様子でそんな事いってくるから、勘違いしそうになる。

その発言でその表情って…、勘違い?

確かめたい、そんなこと言われたら。


「…もしかして、嫉妬?」


中々返事が来ないからその間に少し冷静になってしまう。

いやいや、流石にないよね。自分の都合のいい頭今だけはお花畑過ぎて恥ずかしい。

顔が熱くなって手でパタパタと仰ぐ。


「…だったら何」


ぶっきらぼうにそう言って少し顔が赤くなってる。

そんな表情見たこと無い。


「え、本当に…?」

「ああ、もうムカつく。」


そう言いながら腕で顔を隠してしまう蒼空くん。

こんなにも感情がたくさん出ている蒼空くんは珍しい。