君との恋は面倒すぎる

来た先は屋上だった。

当然人は校内で各教室を回っているから、誰も居ない。


「…屋上?」

「ちょっと2人になったら七瀬の行きたい所行くから休憩させて。」


そう言って手を離すと影になっている壁の所に寄り掛かって座り込んでしまう。

人混み、本当は苦手なのかも。

学祭、楽しみにしてたけどこんな楽しみ方もある?

蒼空くんとずっと一緒にいられてるなら。


「ううん、私もここがいい。2人で居たい」


そう言って蒼空くんの隣に座ると、少し表情がムッとした気がする。

ほんの僅かだけど。

そして無言で私の頭を撫でる。


「え?」


突然の行動でどういう反応すればいいのかわからなくなる。

そう言う表情で一体頭を撫でてくれてるんだろうと、困惑してしまう。