あの学園祭から2週間後、夏休みに入った。
紗月の家に遊びに来ていて、私はその床で転がっており、紗月はベッドの上に座りスマートフォンをいじっている。
紗月とは長い時間を共に過ごしていてこんな風に一緒に居ても、無言でも特に気まずい雰囲気にもならないし、むしろ心地が良い。
この時間は楽しいし好きなのだけど、私には今の時間以外にちょっとした不満があった。
「紗月…、蒼空くんに会いたい」
「…連絡すればいいじゃん」
紗月の呆れた様な顔がこちらを向いている。
それは本当にその通りなんだけれど、いまだに連絡する時は勇気が出ない。
でも会いたい。もうすぐ花火大会もあるし、誘ってもいいかなと、そう考えてはスマートフォンを眺める。
LINEで蒼空くんとのトーク欄を開くも、他愛のない会話はしているが会うと予定を立てている様なメッセージはない。
「紗月は花火大会行かないの?」
「誰と行くのよ、相手がいないっつーの」
「薫くんは?」
そう問いかけるとむせ始めてしまう紗月。
そしてすぐに嫌そうな顔を全面に出して見せてくる。
幼馴染みで仲良いし、と思って聞いただけだったのだけど、紗月からしたら嫌だったものらしい。
紗月の家に遊びに来ていて、私はその床で転がっており、紗月はベッドの上に座りスマートフォンをいじっている。
紗月とは長い時間を共に過ごしていてこんな風に一緒に居ても、無言でも特に気まずい雰囲気にもならないし、むしろ心地が良い。
この時間は楽しいし好きなのだけど、私には今の時間以外にちょっとした不満があった。
「紗月…、蒼空くんに会いたい」
「…連絡すればいいじゃん」
紗月の呆れた様な顔がこちらを向いている。
それは本当にその通りなんだけれど、いまだに連絡する時は勇気が出ない。
でも会いたい。もうすぐ花火大会もあるし、誘ってもいいかなと、そう考えてはスマートフォンを眺める。
LINEで蒼空くんとのトーク欄を開くも、他愛のない会話はしているが会うと予定を立てている様なメッセージはない。
「紗月は花火大会行かないの?」
「誰と行くのよ、相手がいないっつーの」
「薫くんは?」
そう問いかけるとむせ始めてしまう紗月。
そしてすぐに嫌そうな顔を全面に出して見せてくる。
幼馴染みで仲良いし、と思って聞いただけだったのだけど、紗月からしたら嫌だったものらしい。

