君との恋は面倒すぎる

「さっきだって、クラスのこと巻き込むのも嫌だったし、七瀬と時間帯かぶせて欲しいって言って茶化されたりするのも嫌だったから言えなかった。俺がもっとスムーズに誘えたらいいけど、薫みたいにスムーズにも誘えないし、そう悩んでるうちに焦るし…」


 急に本音がたくさん出てきて驚く。

 蒼空くん、実は私の事滅茶苦茶好きでは…!?

 そう自惚れたくなるほどには、嬉しいことをたくさん言われてしまっていて、特大勘違い女になっている。

 やばい、こんなのどうしたらいいのかわからなくなる。

 青空くんは不機嫌な表情をしながらも真っ赤な顔でこちらを見ていた。


「…触れすぎないように普段我慢してるのに、手繋ぎたいとか言ってくるし、本当なんなの」


 普段の可愛らしい愚痴まで出ちゃってます…、蒼空くん。

 怒っている本人には申し訳ないけど「んん…」と反応に困ってしまうほどには愛おしくて可愛らしい。

 心配しなくてもいいくらいには蒼空くんも私とのこと実はちゃんと考えていてくれてるのかも。

 なんだか今すごく抱きしめたい。
 そう思った時にはすでに蒼空くんに抱きついていた。


「ねぇ、人の話聞いてた?」


 離せと手で押されるもしがみついて離れないようにする。