君との恋は面倒すぎる

────学校祭当日

 朝から準備でうちのクラスは色々集めたアミューズメントを、教室でやっていた。

 係も順番で回し、1時間ほどで交代する。

 私は午前中の係で、蒼空くんは午後からだった。
 結局いっしょにまわろうとは誘えていない。

 紗月と一緒に係を終わらせて教室の外に出た。


「なんか、毎度同じ事で悩んでない?日和」

「うっ」


 呆れ顔の紗月に痛い所を突かれ、何も返す言葉はない。

 本当に毎度毎度同じような内容を相談してしまっている気はするし、そろそろ蒼空くんを誘うことに慣れるべきだと思う。

 もう少ししたら付き合って3ヶ月になるわけだし、同じ悩みを持ったまま先に進めないのは、少し問題な気がする。

 3か月目になれば、倦怠期がとか、喧嘩が増えてとかまわりは言うのに、私達は喧嘩どころか、その発端になる会話も無いし、そもそも喧嘩できるほどの距離感にはいない気がする。

 まだどこかお互いに遠く、それどころか高い壁が見える様な気すらしていて、距離の縮め方にも、壁の壊し方にもまだそんなことでうじうじと悩んでしまっていた。