君との恋は面倒すぎる

「うん。今行くから待っててね。」


そう言って手を振って電話を切る。

初めて放課後一緒に帰れる…!

鞄を教室から取って急いで玄関に向かう。

下駄箱のところまで行くと蒼空くんは待ってくれていた。


「おまたせ!」

「ん」


短く返事をして隣を歩き始める。

大好きな彼氏と初めて放課後一緒に帰ってる。

こんなシチュエーション、ずっと憧れてた。

隣に立つ蒼空くんは相変わらず格好良くて、無表情で前を見ている。

表情が変わらなくても格好いいって何事なんだろ。