急いで生徒玄関の下駄箱のまで行くと約束通り、蒼空くんは待ってくれていた。
「おまたせ!」
「ん」
蒼空くんは短く返事をして、私が隣を並ぶのを確認すると歩き始める。
長い脚で少し歩幅を短くして私に合わせる様に。
そんなことも嬉しくて、こんな風に歩幅を合わせて歩く事も、大好きな彼氏と放課後一緒に帰ると言うシチュエーションも全て夢で、ずっと憧れていた事だ。
付き合って早々やりたかったこと、叶えたかったことがいくつか叶っていて、それが嬉しくて浮かれてしまう。
ちらっと隣に立つ蒼空くんを見ると、無表情で前を見て歩いているが、そんな横顔も格好良くて見惚れる。
一緒に歩いていて校門から出ると、自然と車道側に移動してくれた。
なにそれ、すごい彼氏っぽい…!
彼氏なんだけど、彼氏っぽい!
心の中で夢の様な出来事に全力ではしゃいでいるが、馬鹿に見られては困るので必死に取り繕う。
一緒に帰らなきゃ知らなかったさりげない優しさにたまらなく胸が締め付けられる。胸が締め付けられて嫌な苦しさじゃない事なんて、蒼空くんを好きにならなきゃ知らなかった。
そう考えていると蒼空くんから「そういえば」と口を開いた。
「てっきり薫と話してたから用事あると思ってたけど、何話してたの」
昼、あんながあったから蒼空くんも気にしてくれていたのか、そんな質問を投げかけてくる。
「謝ってくれたの。昼間ごめんねって。いい人だよね、わざわざ謝りに来てくれるなんて」
「…うん、根は悪い奴じゃないし。でも別に怒っていいと思うけど」
薫くんも同じ事言っていたな。紗月も怒っていいんだよと言ってくれたけど、そんな怒る事でもないし、むしろ謝ってくれたことに感謝すらしていた。
付き合っているって知らなくて、蒼空くんを好きな私が彼氏でもない蒼空くんにお弁当作ったって思えば他人の目から見てもやっぱり気持ち悪いと思う。
薫くんの反応は普通なんだと思うし、きっと蒼空くんを思って出た言葉だったと思うから、私としてはそこまで責めたくないなと思った。
「おまたせ!」
「ん」
蒼空くんは短く返事をして、私が隣を並ぶのを確認すると歩き始める。
長い脚で少し歩幅を短くして私に合わせる様に。
そんなことも嬉しくて、こんな風に歩幅を合わせて歩く事も、大好きな彼氏と放課後一緒に帰ると言うシチュエーションも全て夢で、ずっと憧れていた事だ。
付き合って早々やりたかったこと、叶えたかったことがいくつか叶っていて、それが嬉しくて浮かれてしまう。
ちらっと隣に立つ蒼空くんを見ると、無表情で前を見て歩いているが、そんな横顔も格好良くて見惚れる。
一緒に歩いていて校門から出ると、自然と車道側に移動してくれた。
なにそれ、すごい彼氏っぽい…!
彼氏なんだけど、彼氏っぽい!
心の中で夢の様な出来事に全力ではしゃいでいるが、馬鹿に見られては困るので必死に取り繕う。
一緒に帰らなきゃ知らなかったさりげない優しさにたまらなく胸が締め付けられる。胸が締め付けられて嫌な苦しさじゃない事なんて、蒼空くんを好きにならなきゃ知らなかった。
そう考えていると蒼空くんから「そういえば」と口を開いた。
「てっきり薫と話してたから用事あると思ってたけど、何話してたの」
昼、あんながあったから蒼空くんも気にしてくれていたのか、そんな質問を投げかけてくる。
「謝ってくれたの。昼間ごめんねって。いい人だよね、わざわざ謝りに来てくれるなんて」
「…うん、根は悪い奴じゃないし。でも別に怒っていいと思うけど」
薫くんも同じ事言っていたな。紗月も怒っていいんだよと言ってくれたけど、そんな怒る事でもないし、むしろ謝ってくれたことに感謝すらしていた。
付き合っているって知らなくて、蒼空くんを好きな私が彼氏でもない蒼空くんにお弁当作ったって思えば他人の目から見てもやっぱり気持ち悪いと思う。
薫くんの反応は普通なんだと思うし、きっと蒼空くんを思って出た言葉だったと思うから、私としてはそこまで責めたくないなと思った。

