君との恋は面倒すぎる

蒼空くんもリビングに来るとソファーに座ってその隣を「ん」と言いながら叩いている。

横に座れという意味かな。

隣に座ると「本当はいろいろ考えたんだけど落ち着いて話したかったから」と言いながら私の手を取る。

改まって話す話し方に何だか緊張してしまう。


「交際して10年だよね」

「そうだね、長いね!」


こういうの意外と覚えていてくれるんだな。


「多分ここ逃したら次言えなくなるから。」


そう言って少し緊張した表情をしている。

珍しい、蒼空くんがこんな風に緊張するなんて。

私の手をそっと離した後、小さな箱を取り出してこちらに中身を見せてくる。


「え!?」