君との恋は面倒すぎる

温め終わって日和の手料理を取り出して、手を付ける。

学生の頃、お母さんに手伝ってもらいながら料理したんだって可愛らしく笑いながら作ってきていてくれたお弁当。

あの時もすごく嬉しくて美味しかったけど、あれから日に日に料理の腕を上げて今では誰の手も借りずに手際よく料理をする。

行程の間に後片付けしたり、手際も良くて感心までしてしまう。

あの時のお返し、何も出来ていないからせめて今くらいは頼ってほしいと思うけど日和は中々しんどいとか辛いとか弱音を吐かず笑っている。

頑張り屋過ぎるし、時々弱音を吐いてもいいのに。

俺が好きになった子は思ったよりも強くて、しっかりしている。


「…2年の間に遠くなったみたいだな」


寂しいのか、そんな自覚はないけど気付いたら言葉に出ていた。

いつか俺が彼女に追いつける時はあるんだろうか。