君との恋は面倒すぎる

「そういやこの後も長く一緒に居られるんだよね?」

「ああ、そろそろチケット取らないと。」


今回の帰省は1週間ほどだけど、その後帰る時に一緒に蒼空くんも来てくれる流れになっている。

夏休み中は一緒に居てくれるらしくて初めて長くの時間を一緒にいることになる。


「そんなんプチ同棲では…」

「…俺それツッコんだほうがいいやつ?」

「はっ」


考えていたことがまんま声に出ていたらしくて蒼空くんは若干呆れている。

かなり浮かれているのも止められなくて、すごく嬉しい。

帰省の間は夜は別々だけど、向こうに行けば私の家に蒼空くんがいるわけで向こうを出てくる前にかなり気合い入れて掃除してきたし、バイトも休み取れたし。

蒼空くんの職場もだけど夏休みの間の1ヶ月間ほど休みをくれているのでかなり寛容なバイト先だと思う。


「かなり浮かれちゃってるかも、嬉しい。こんなに長く一緒なの」


素直に伝えると蒼空くんは少し照れくさそうな表情をしている。

「君、本当よく素直にそんなこと…」


時々照れてくれるその顔がいまだに好きで、3年と少し付き合ってから時間が経つのにまだそんな顔見せてくれるんだな。

普段わかりにくくて表情に出るタイプではあまりないけど、だからこそ感情が顔に出ている時がすごく好きだったりする。

やっぱり会わないとこの時間だけは手に入れられないから。

電話でどれだけ声を聞いても言葉をもらっても、1番蒼空くんの感情を見ていられるのは会った時だから。