君との恋は面倒すぎる

「いつから取りに行ってたの?」

「4月入ってからかな。結構無理して通ったから時間かかったけど。」


1年の大学生にそんな時間取るの大変だったと思う。

忙しそうだなってずっと思っていたけどまさか免許取りに行っていたとは。

蒼空くんがこちらを見ると、ふと急に近付いて来る。

え、急に車内でキスされる!?それは流石にレベル高くない!?

驚いてギュッと目を瞑ると私の右上にあるシートベルトを引っ張る。

ちゃんと状況を理解するとホッとしたようながっかりしたような、そんな感覚。


「何期待してんの?」


そう言って少し笑って頭を撫でてくる蒼空くんに顔が熱くなる。

きっと今の私は頬が赤くてとてもじゃないけど人に見せられる顔じゃない。


「し、してない!」

「そう、じゃあとりあえず家に向かうから。」


そう言うとゆっくり発信していく。