君との恋は面倒すぎる

それからまたしばらく経って、私は地元に帰省していた。

その日蒼空くんが迎えに来てくれるっていう話を聞いて、お父さんの車での送迎をお断りしていた。

もう着いてるって聞いてたけど、どこにいるんだろう。

周りを見渡すと、蒼空くんらしき人は見当たらない。

まだついていないのかな。

そう考えていると後ろから肩をトントンと叩かれた。

叩かれた方向を見ると四ヶ月ぶりに会う蒼空くんで思わず顔が赤くなってしまった気がする。


「久しぶり。」

「ひ、久しぶり!」


そう挨拶を返すと、持っていた荷物を自然と取って持ってくれる。


「大丈夫だよ!?重くない!?」

「日和より力あるし俺は荷物ほぼ無いからまかせて。」


そう言いながらもう片方の空いている手で私の手を掴んで歩き出す。


「こっち」


蒼空くんに引かれるがままそちらに向かって歩いていく。