君との恋は面倒すぎる

それから更に数ヶ月後、蒼空くんも私もバイトやら大学の事やらで忙しくなって中々電話も出来ない日々が続いた。

蒼空くんの場合は他にも何かやってるらしく、何やってるか教えてはくれなかったけど、すごく忙しいみたいで、夜遅くに少し電話を繋げるくらいが習慣だった。


「大学どう?」

『1年目は授業量も多いから大変。意外と楽しくはやってるけど。』

「そっか……。」


私も授業自体は楽しいんだけどな。

でも素直に今の環境を良いと言えないで、自分の我儘さに少し呆れてしまう。


『…夏休み、どっか予定空けれる?長期で会いに行こうかって思ってるんだけど、それか帰省する予定あった?』

「え?会いに来てくれるの?」


私のびっくりして出た間抜けな声に電話の奥で蒼空くんが少し笑う声が聞こえてくる。


『そのためのバイト、だから。もし帰省するならそこずらして会いに行くよ』

「それは、帰省の時も会ってくれるって言う2度ラブい話ですか?」

『ラブい…?会える回数は多い方がいいでしょ。』


ああ、本当にそういう所好き…。

ちゃんとこっちの予定まで考えて汲んでくれる。