君との恋は面倒すぎる

「てかそろそろくん付けやめない?」

「え」


蒼空くんの言葉の意図が分からなくて首を傾げる。


「蒼空って呼んでみて」

「えええええ!無理!」


そんな拒絶反応を示すと蒼空くんの眉間に皺が寄る。


「そこまで無理って言う?」

「だって、ずっと蒼空くんだったし今からは難しいよ…。」

「俺が日和なのに君がくん付けで呼ぶのは変でしょ。」


そう言われてしまえば確かになんだけど。


「蒼空、呼んでみ」


そう言って顔を寄せてこられてもなおさら無理。


「そ、ら…………くん」


そう言って名前を呼ぶと蒼空くんは少し驚いた顔をして、その後反対方向を向いて口元を隠して笑っている。