君との恋は面倒すぎる

あの昼休み後浮かれていた。

ネクタイの裏側を見たら間違いなく蒼空くんの名前が刺繍されている。


「なんか幸せそうだね。」


紗月にツッコまれて「へへへ」と笑ってネクタイの裏を見せる。

紗月が少しネクタイに顔を寄せると、蒼空くんの名前を見て「おおっ」と反応していた。


「日和ずっと言ってたもんね、他のカップルみたいに交換してみたいって。」

「おかげさまで夢が叶いました」


それにまさか結んでもらえるなんて思って無くて、さっきの甘い時間を思い出してニヤニヤしてしまう。


「日和、一応人前だからね。」


紗月に言われるも中々緩んだ頬は引き締められない。

周りが付き合ってすぐすることで今更?ってことでも嬉しくて仕方ない。

今蒼空くんは七瀬のネクタイ付けてるんだよね。

そう思ったらなおさら嬉しくなってニヤける。