君との恋は面倒すぎる

「日和」


蒼空くんから名前を呼ばれて肩が震える。

そうやって名前を呼ばれるのは弱い。

蒼空くんの方を見ると、まっすぐこちらを見てきている。


「一緒に帰りたい」


そんな甘えるような言い方普段しないくせに…。

ズルすぎる…。

靴を履き替えて蒼空くんの隣に並ぶ。


「…帰る」


なんだかんだ蒼空くんが好きなんだからもやもやしても本人に来られたらずっとは突き放せない。

いろいろ気持ちの整理着いてからって思ってたのに。

私の意思も中々弱い。