君との恋は面倒すぎる

 そこからバタバタと決めなきゃいけないことや、用意とかもあり、すぐに一緒に住む日はやってきた。

 引っ越しとかも終えて一緒に住み始めると当然生活リズムは合わないもので、蒼空くんは大学の授業は減ったけど、バイトもあるし他にもやることはあるし忙しく、なかなか一緒に過ごす時間は取れない。

 私も慣れない仕事で日々疲れていて、教室に飾るものや、行事で使う飾りや、小道具を家に持って帰ってきて、作業する日もあって、全然ラブラブな同棲生活なんてなかった。

 蒼空くんは夜遅くまでアルバイトして、夜中に帰ってくることが多い。

 職場の人はみんな優しいけど、仕事内容がハードなだけあって疲れていて、毎晩彼を出迎える余裕もない。

 その分やりがいもかなり感じるし、それに子供はみんな可愛い。子どもと接してると自分たちに子供が出来たらどんな感じになるのかとか考えることすらもある。

 まだまだ先の話だから考えても、想像なんてつかないけれど。







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 時刻は既に二十二時。

 作業もまだもう少しかかるし、蒼空くんもまだ帰ってきていない。

 ご飯作って置いてるけどちゃんと食べてくれるかな。

 いつもは蒼空くんが時間あるからって作っておいてくれたりするんだけど、今日はバタバタしてて作る時間なかったらしく、私が作った。

 過去にお弁当も作っていたし、食べてくれないことはないと思うけど、手料理を振る舞うのが久しぶりすぎて緊張してしまう。

 全然時間合わないな。

 最近ご飯一緒に食べられてない気がする。

 同棲して前よりは一緒に居られているから文句なんてないけれど、それでも近くにいるのに遠くて寂しい。