君との恋は面倒すぎる

少しずつ大人になっていく自分に気持ちが追いつかないまま、時間は過ぎていく。


「日和ちゃん、進路希望調査出した?」

「あ、うん。今丁度書いてた。」


話しかけてくる茉莉ちゃんにそう答える。


「どこの予定なの?」

「あ、いや、適当に書いたから」


とごまかして調査票を隠す。


「そうなんだ、蒼空くんはね」


といつの間にかしている名前呼びと、話し始めようとする茉莉ちゃんに驚いた。


「ごめん」


話を遮ると、茉莉ちゃんは驚いた顔をしている。


「蒼空くんの話は蒼空くんから聞くから良いよ、ありがとうね」


苦笑いしてそう牽制する。