君との恋は面倒すぎる

「え?私も行くよ?」

「あ、ううん。気分転換したいだけだから。すぐ戻って来る!」


そう言って笑って、上着とスマホだけ持って出る。

逃げるように部屋を出てしまった。

嫌な感じだよね、私。


「あれ、日和?今丁度日和にホテルの売店行かないって誘いに…。どうしたの」


向かいから歩いてきた紗月が私の異変に気付く。


「…紗月、ちょっと一緒に外行かない?」

「うん、あ、暑いしアイスと飲み物買って行こう」


そう言って2人で売店に寄ってから、ビーチに出る。

みんな部屋でゆっくりしているのか外には誰も居ない。


「茉莉のこと?」

「…やっぱり紗月気づいてたんだ。」

「…そうだね」


静かに話して人も居ないからか波の音だけが鮮明に聞こえる。

夜の海、すごく綺麗なのに今日の水族館での2人のこととか思い出してしまう。