あ、私そう言えばやり残したことあったかもしれない。
高校一年生、本当に付き合いたてで蒼空くんに付き合って何したいのって聞かれた時、制服のネクタイ交換したいってずっと思ってた。
男女で色は変わらないけど、ネクタイの裏側に自分の名前が刺繍されていて、その事がネクタイを交換する意味を持つ。
「…蒼空くん、数ヶ月前お弁当のお礼で何か欲しいものないのって聞いてくれて保留にしてたよね」
「そうだね」
「私、蒼空くんのネクタイと自分のネクタイ交換したいです」
そう言った後予想外だったのかなんなのか分からないけど返事が来ない。
ダメ、な感じ?これ。
しばらくすると、蒼空くんは「わかった」と返事をして、手早くネクタイを外していく。
その仕草が目から離れなくて見惚れてしまった。
ネクタイを外す動作が好きなのか、ときめいてしまう…。
「ちょっとこっちに近付いて」
そう言われて椅子を寄せると、私のネクタイを緩めて奪っていく。
そして蒼空くんがさっきまで付けていた、“Sora Hiiragi”と裏に綴られたネクタイを、私の首にかけて丁寧に結んでくれる。
何、このご褒美的展開。
顔が近くてドキドキしてしまう。
鼓動が聞こえてしまわないか、不安になるほどにうるさい。
「後一年しか無いけど大事に着けてきて」
「…夏のクールビズでも着ける…」
「夏のネクタイは地獄だから止めとけば?」
呆れるように笑って“Hiyori Nanase”と綴られたネクタイを私の手に持たせる。
「俺がやったみたいに着けて」
「え、人に着けるの、上手く出来るかな…」
そんなのしたことが無いから少し緊張する。
高校一年生、本当に付き合いたてで蒼空くんに付き合って何したいのって聞かれた時、制服のネクタイ交換したいってずっと思ってた。
男女で色は変わらないけど、ネクタイの裏側に自分の名前が刺繍されていて、その事がネクタイを交換する意味を持つ。
「…蒼空くん、数ヶ月前お弁当のお礼で何か欲しいものないのって聞いてくれて保留にしてたよね」
「そうだね」
「私、蒼空くんのネクタイと自分のネクタイ交換したいです」
そう言った後予想外だったのかなんなのか分からないけど返事が来ない。
ダメ、な感じ?これ。
しばらくすると、蒼空くんは「わかった」と返事をして、手早くネクタイを外していく。
その仕草が目から離れなくて見惚れてしまった。
ネクタイを外す動作が好きなのか、ときめいてしまう…。
「ちょっとこっちに近付いて」
そう言われて椅子を寄せると、私のネクタイを緩めて奪っていく。
そして蒼空くんがさっきまで付けていた、“Sora Hiiragi”と裏に綴られたネクタイを、私の首にかけて丁寧に結んでくれる。
何、このご褒美的展開。
顔が近くてドキドキしてしまう。
鼓動が聞こえてしまわないか、不安になるほどにうるさい。
「後一年しか無いけど大事に着けてきて」
「…夏のクールビズでも着ける…」
「夏のネクタイは地獄だから止めとけば?」
呆れるように笑って“Hiyori Nanase”と綴られたネクタイを私の手に持たせる。
「俺がやったみたいに着けて」
「え、人に着けるの、上手く出来るかな…」
そんなのしたことが無いから少し緊張する。

